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実家のピアノについて

 投稿者:abe  投稿日:2015年 1月10日(土)11時29分49秒
  通報 編集済
  初めまして。
実家のピアノのことですが、処分しようか、修理をして娘に使ってもらおうか迷っております。
YUA2808642と書いてあります。
30年以上前のもので、修理するほどのものなのか自分ではわかりかねますので
こちらのページでとても丁寧に解説されているのを拝見し、投稿させていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。

追記
その後、検索したところ、クイックリターンを採用している部分が今となってはあまりよくないとか。。
その部分をかえるなど大掛かりな修理になると結構なお値段になるのでしょうか。
その辺もご回答いただければありがたいです。
 
    (石田ピアノより) abe様へ
はじめまして。
お問い合わせを頂きました件ですが、ヤマハYUAをお持ちなのですね。
まずこのピアノは、当時のUXシリーズの最上級モデルになっておりました。もちろんピアノの材料の点では、ベストな物を使用して作られた物ですので、決して悪いピアノではありません。
ご指摘を頂きました通り、YUAには「クイックリターンアクション」と言う名の、特殊な機構が採用されておりました。
一般的なアップライトピアノでは、ハンマーバットスプリングと言うバネがついている物が主流で、このバネの力を借りて、ハンマーが次の打弦に備える為に、ハンマーを手前に戻す為の役割をしています。
「クイックリターンアクション」を採用していましたのは、YUA(黒色)、初期のW201(木目)、W202(木目)に採用されております。
クイックリターンアクションシステムの考えとしましては、特殊な形状の板バネによる反発でハンマーを戻し、連打性を高めるのが本来の目的でした。
ただ後に、このシステムには欠点がある事が徐々に判明しました。
特に湿度の高い状況下にある場合、ハンマーのバットフレンジ(人間で言えば関節にあたる部分)の動きが悪くなってしまい、バネで押し戻す以前の話で、ハンマーの動きその物が悪くなり、音が出にくくなったり連打性能が落ちてしまいました。また、この特殊なバネがついている事で、弾くと同時に独特の「コツコツ音」が出て、弾き手に取ってはとても不快な音が出てしまいます。この点を除けば、YUAは良いピアノだと思うのですが・・・。
解決方法としましては、ハンマー一式をまるごと一般的な機構に変える事で特に問題はなくなります。
必要な部品としましては、ハンマー、シャンク、バット、フレンジ、ダンパーストップレールが必要で、これらを組み合わせて取付けします。
取付けるには、部品代+技術料がかかります。正確な部品代はメーカーに確認が必要ですが、部品代だけで約7~8万円前後+技術料金になります。(調律師さんの技術レベルによって格差はあると思います)
作業内容(ハンマー、シャンク、キャッチャーの植え込み接着、バットフレンジの取付け、ハンマー走り・角度の修正、整音:ハンマーファイリングと音色の調整、ダンパーストップレールの取り付け)が必要です。
一日あれば作業は完了出来ますが、ボンドが乾くと多少ハンマーの角度等がずれる事がありますので、後に若干の手直しも必要になってくるかと思います。
トータルしますと13万円前後はかかると思いますので、検討して見て下さい。思い入れのあるピアノでしたら、直して使ってもよろしいかと思いますよ!
 
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