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ぴぴあの様へ

 投稿者:石田ピアノよりメール  投稿日:2010年 1月14日(木)01時45分0秒
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  はじめまして。W107BRについてのご質問ですが、この機種はメーカーの製造年表を見ますと、1984年10月~1987年2月にかけて製造されたとあります。確かに微妙な製造番号の誤差はあるかも知れません。製造番号が実際に1年前と言う事があっても不思議ではないと思いますので、この事はあまりご心配されなくても良いと思います。
一番の問題は、そのピアノが良いピアノかどうかが問題ですね。外装が綺麗に越した事はありませんが、その分価格設定がお安ければ良いと思います。肝心の音ですが、ぴぴあの様の好みの音であれば、それで良いと思います。中も綺麗にする事はもちろん出来ますが、必要以上に手は掛けていないのだと思います。ハンマーの弦跡がないのは、「ハンマーファイリング」と言いまして、ハンマーをペーパーヤスリにて削るのが一般的です。もともと弦跡がないのではなく、削って整えたからだと思います。また、調律も全然していないのでしたら、その年数分だけ中に埃は溜まってしまいます。ピアノを工房などに入れた後に、普通に掃除をすれば綺麗になります。このピアノが置いてあった環境がよければ、長い間調律をしていなくても、錆やカビなどが発生しない場合もあります。もちろん逆の場合もありますが・・・。弦の錆はある程度落とす事が出来るので、見栄えは良くなります。ただ、湿気によるカビの痕は、シミとなって残りますので、良く見れば分かると思います。
毎年、調律をして調律師がきちんと内部の掃除を行っていれば、錆やシミは防げるはずです。それから、一般的なピアノの弦の寿命ですが、毎日10分程度しか弾かないのであれば、約60年くらいは持つと思います。逆に音高生や音大生の方は、毎日2~3時間は弾かれていると思いますが、そう言ったピアノの弦は、15~20年くらいのうちに、弦のノイズが出て来ます。特に中音の終わりから、2オクターブのあたりが顕著に出ます。そうなった場合は、新しく弦を張りなおさなければ直りません。一時的に直す方法もありますが、そのあたりは一般の方ではなかなか判断がしにくい所かも知れませんね。とにかく音を良く聞いて、シャンシャンと割れる様なノイズが出ていないか、チェックして下さい。また、調律師さんの批判・・・という事は、どんな世界でも良くある話です。互いにライバルとなれば、他のお店を良く言う方はほとんどないかと思います。販売店の方の言っておられる事を信じるかどうかは、お客様の直感でしか判断出来ないかと思います。具体的にどの調律師さんかを教えて頂ければ、全国に調律師の知り合いがありますので、リサーチをかける事は出来ます。その場合は直接メールか電話を頂ければと思います。
お聞きした内容の状態で、このピアノが40万円と言うのは、私個人の考えから申しますと、やや高めかも知れませんが、離島との事で、しかも木目は入手しにくい条件であれば、やむを得ない価格かも知れませんね。本州から離島までピアノを持って行くには、フェリーに載せなくてはなりませんし、ピアノ専門の運送業者さんが単独で持っていかれるとしますと、金額が結構かかりますので、ある程度妥協も必要かな?とも思います。
最後にこの年代のピアノは、バットコードの寿命と、ブライドルチップ又はブライドルテープの交換は必要な時期に入っています。見た目が大丈夫そうでも、あと5年持てばいい方だと思います。後から有料修理で交換となりますと、両方で4~5万円ほどかかってしまうと思いますので、そこは購入前に確認される事をお勧め致します。
良心的なお店でしたら、すでに交換はしてあると思います。以上となりますが、ご参考頂ければ幸いです。
 
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